静脈内鎮静法
「歯医者が苦手……」という方は、大人でも少なくありません。それは子どものときに、歯科治療で嫌な経験をしてしまったことが原因だと考えられます。しかし、歯科治療は避けて通ることはできません。
寒竹歯科医院では「歯医者さんが怖い」「痛いことをされるから嫌だ」という患者さんの治療への不安な気持ちに寄り添い共感し、治療への苦痛やストレスを最小限にして気持ちよく治療を受けていただけるように努めています。
抜歯やインプラント治療などの際には静脈内鎮静法を採用することもあります。うたた寝しているような心地よい気分で治療を受けていただくことができ、不安や苦痛を感じることは一切ありません。
静脈内鎮静法とは
静脈内鎮静法とは、血圧や呼吸を観察しながら点滴により鎮静薬などを入れることで、ウトウトと眠くなるようなリラックス状態にする方法です。
全身麻酔のように意識が全くなくなることはなく、呼びかけると会話をすることも可能で、不安や緊張が和らいで痛みが感じにくくなります。
患者さんの恐怖心を取り除きながら、歯科治療を行うことができます。
このような方におすすめです
- 注射・歯を削る音などが苦手で、歯の治療を受けることが怖い方
- 口に器具などを入れるとすぐにえづいてしまい、歯科治療が難しい方
- 高血圧症などの持病があり、歯科治療が不安な方
- インプラント手術をはじめとした、外科処置を受けられる方
受けるにあたっての注意点
- 全身状態・体質によっては静脈内鎮静法を行えない場合がございます。
- 他の医療機関への通院状況や、服用中のお薬、アレルギーの有無などお知らせください。
- 当日は、自転車・自動車・バイクなどでのご来院は控えてください。必要があればご家族の方に迎えに来ていただくか、タクシーを呼んでいただく必要があります。
- 治療の5時間前までに、お食事は済ませてください。少量の飲み物(水、スポーツ飲料、お茶など)は3時間前まで可能です。ただし糖尿病などの全身疾患がある方、嘔吐反射の強い方はこの限りではありません。担当医にご相談ください。
- 当日、女性の方はヒールの高い靴や、マニキュア、ジェルネイル等はお控えください。
- 治療終了後、しばらくふらつきが残ることがございます。運転や大切なお仕事は控え、付き添いの方にお迎えに来ていただくことをおすすめします。
- まれに、めまいや吐き気が起こることがあります。
静脈内鎮静法を併用できる治療
治療にある程度の時間を要する治療や手術を伴う治療に適しています。
- むし歯治療
- むし歯予防・歯周病予防
- セラミック治療
- 歯周病治療
- 顎骨欠損再生治療
- 歯周組織再生医療
- インプラント治療
- 親知らずの抜歯
静脈内鎮静法 主なリスクや副作用について
- 静脈内鎮静法jは自費診療となり、健康保険対象外です。
- 全身麻酔より麻酔のリスクは少ないですが、ゼロではありません。
- まれに呼吸や血圧に影響する場合があります。
当院ではリスクを考慮し、副作用が起こらないように充分な事前審査・診断、治療計画を行い、安全対策を講じ治療に努めています。