歯科用CTとは?
歯科用CTで撮影した実際の3D映像を使ってご説明しています。
インプラント治療、抜歯、歯周病、矯正治療など、精密な技術を要するものには、精密な検査が必要です。しかし、従来のレントゲン写真で得られる情報量には限界がありました。
そこで寒竹歯科医院では、3D(三次元)の立体画像を得られる歯科用CTを導入することにより、見えなかった部分を容易に確認できるようになりました。
より正確で、より安全な診断を行うことが、治療の確実性を高めることにつながります。
歯科用CTの特徴
歯科用CTは撮影が楽ちん
医科用のCTのように閉所に入ることなく、オープンな空間で撮影できます。
患者さんに合わせて、高さ調整が可能です。
車椅子の方もそのままで撮影ができます。
歯科用CTは被爆線量が少ない
被曝線量を比較した場合、医科用CTによる頭部撮影に対し、寒竹歯科医院で導入しておりますプロマックス3Dは約1/20程度と、安心して撮影を受けていただけます。
被爆線量の比較(単位はミリシーベルト)
- 0.03…歯科用CT
- 0.60…胃のX線集団検診
- 0.81…神奈川県の自然放射線被爆量(国内最少)
- 0.85…千葉県の自然放射線被爆量
歯科用CT導入のメリット
治療の安全性確保
幅広く歯科治療に応用することができ、正確な診査・診断により、治療の安全性を高めます。
患者さんの負担軽減
従来のインプラント治療では、インプラントの土台となる顎の骨(歯槽骨)の状態を確認するために、骨の上の歯ぐきをはがして直接確認する場合もありました。しかし、CTの導入により、事前に顎の骨の状態を確認できるため、患者さんの負担が少なくなりました。
時間の短縮
CT導入以前は近隣の大学病院まで撮影に行っていただいていました。そのため日数も手間もかかっていましたが、院内にCTを導入したことにより、わずか数十秒での撮影が可能になりました。
わかりやすい治療説明(インフォームドコンセント)
治療する部位を立体的な3D画像でお見せすることにより、どこを、どのように治療するのか、視覚でしっかりと認識することができ、安心して治療にのぞんでいただくことができます。
歯科用CTでできること
インプラント術前検査
インプラント治療における術前検査として、立体画像により、安全、確実な診断ができます。
矯正治療術前検査
長期治療が必要となる矯正治療も、立体画像により正確な診断ができることで、治療期間短縮に役立ちます。
歯周外科術前検査
歯周病は恐ろしい病気です。歯や、骨までを含む歯の周辺組織をダメにしてしまうだけではなく、全身の健康状態にも大きく影響します。立体画像により、歯周病による骨の状態が把握でき、歯周病の診断をより正確に診断できます。
根管治療術前検査
立体画像を使うことにより、長さ、湾曲、幅を正確に把握することができ、どうしても時間のかかる根管治療も、スピーディにそして精密に行うことが可能です。
智歯抜歯術前検査
神経や太い血管が多い智歯(親知らず)の抜歯手術。立体画像により、神経や血管の位置を正確に把握することができ、予後が一番良くなる外科処置を行うことができます。
※「智歯」とは第3臼歯の別名で「親知らず」とも呼ばれる歯のことです。
寒竹歯科医院では「CT撮影のみ」も可能です。
他の歯科医院に通院している方で、歯科用CTで撮影した立体画像が必要な方には、CT撮影のみも行っています。
撮影した画像は、CD-ROMなどのメディアでお渡ししますので、その場でお持ち帰りいただけます。
上顎洞も十分確認できるので、耳鼻科用にも使用が可能です。
*CT撮影は保険が摘要されません。撮影費用の目安は税込11,000円程度です。