こんにちは。寒竹歯科医院です。
歯の根の治療を行うと、ズキズキとした痛みが和らぎ、腫れも落ち着いて楽になります。しかし、根の治療は一時的に痛みがなくなったからといって、完全に終了したわけではありません。
皆さまの大切な歯を守るためにも、途中で治療を中断されることなく、最後までしっかりと通院を続けていただければと思います。
今回は、歯の根の治療についてお話しします。
歯の根の治療とは?
歯の根の治療は、むし歯や感染によって細菌が侵入した歯の根の中をきれいにし、消毒した後に薬剤を充填する治療です。歯を抜かずに、できるだけ長くご自身の歯を使い続けられるように行われます。
歯の根は非常に細く、0.5ミリ以下で曲がっていたり枝分かれしていることもあります。そのため、治療はとても緻密で複雑な処置となり、複数回にわけて丁寧に進める必要があります。
治療を途中で中断するとどうなる?
歯の根の治療は回数がかかるため、痛みが落ち着いたことで治療途中で通院をやめてしまう患者さんもいらっしゃいます。しかし、根の中に細菌が残っている場合、以下のようなリスクがあります。
- 細菌が再び増殖し、激しい痛みを引き起こす
- 歯の根の先に膿がたまり、腫れや炎症を引き起こす
- 最悪の場合、抜歯が必要となる
さらに、再治療が必要になると、治療回数の増加や費用の負担も大きくなってしまいます。
歯を守るために最後まで通院を
痛みがなくなったからといって、根の治療を途中でやめることは大変危険です。ご自身の歯を守るためにも、最後まで治療を続けることが大切です。
また、万が一治療を中断してしまった場合でも、放置せずできるだけ早めに受診されることをオススメします。当院では、患者さんの大切な歯を守るために、丁寧で安心できる治療を心掛けております。気になる症状がある場合は、どうぞお気軽にご相談ください。